【Paragon】Paragon、extract chillingとは?家で真似する方法!【コーヒー抽出】

コーヒー器具
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コーヒーマニアの中で話題となっているParagonというコーヒー器具が日本に入ってきそうな雰囲気があります。

自分も何度か飲む機会があり、非常に効果を感じましたので、
Paragonの紹介と、家で同じようなことをする方法を紹介したいと思います!

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Paragonとは?

ParagonはNucleus(ワールドバリスタチャンピオンのSasa Sestic氏の運営するコーヒーツール会社)とチューリッヒ応用科学大学のChahan教授との共同研究から生まれた、
ドリップコーヒー向けのコーヒーチリングツールです。

ドリップコーヒーの抽出液を急冷する仕組みになっています。

技術としてはextract chilling techniqueと呼ばれます。

現在はFBCから購入することができます。

Paragonの仕組み

抽出後の液体をすぐに冷却することで、揮発性の高い成分をコーヒー抽出液中に留めておくことができ、
結果としてフレーバーや質感が良くなります。

特に揮発性の高い成分、ジャスミン系の香りなどはわかりやすく出てきます。

YouTubeにChahan教授のトークが上がっていますので、気になる方はこちらを参考にしてください。

WBCで見たスパウトを冷やすのもこの関連ですね。

(資料どこかでみた気がしましたが忘れました。。)

擬似Paragonのやり方

Paragonはプレオーダーで191オーストラリアドルと、機能に対しては正直高いです。

そこで、家でもできるやり方を紹介します。

用意するものは以下の2つです。

溶けない氷(ステンレス氷など)

ある程度の冷却性能が必要です。

具体的には、抽出液の前半20〜30%を冷却できなければなりません。

また、形はなんでもいいですが、扱いやすさから丸氷がおすすめです。

この条件にピッタリ合うのが以下の氷です。

色々探しましたが直径4cmのこれが良さそうだと思って購入しました。

Paragon同様ステンレスの中に液体が入っています。

以下も同様の商品かもしれません。

ステンレス氷を置くためのドリッパー

氷が置けて下に液体を通せればなんでもいいと思いがちですが、高さも重要です。

高すぎるとコーヒーの抽出液が氷に当たるまでに成分が揮発してしまいます。
(たまにParagonの真似をして失敗しているのを見かけます。)

私は普段HARIOのガラス製01ドリッパーを使用しており、

それにピッタリなのがHARIOの01ドリッパーです!

これが私の求める高さに限りなく近かったです。

普通に使っても安くて美味しいコーヒーも淹れられる、素晴らしい商品です!

やり方

ステンレス氷をセットし、その上に抽出用のドリッパー、フィルターをセットします。

この時、抽出液が出てくるところにステンレス氷が触れるか触れないかの位置に高さを合わせます。

この状態で普通にドリップすれば大丈夫です。

高さを上げたい場合は間にものを挟んで対処しましょう。
あまりに差がある場合は02ドリッパーも良いと思います。

高さを下げたい場合はプラスチックを削って調整するのが良いかと思います。
ハリオさんには申し訳ないですが、安くて加工もしやすいので。。

効果としては前半20〜30%の液体を冷やせば十分なので、そこまで抽出し終わったら氷を外して大丈夫です。

しかし、氷を外さなくても大丈夫ですし、今回のやり方だと氷やドリッパーを退けるのは手間なので、そのまま抽出してしまっていいと思います。

急冷アイスコーヒーはどうなの?

抽出液を冷やすといえば急冷式のアイスコーヒーも同様ですよね。

急冷式のアイスコーヒーでも同様の事象は起こっていると考えられます。

ただし、氷をより近づけた方が望む効果は得られるでしょう。

揮発性の高い成分なので、ドリッパーから氷に当たるまでの間に成分が揮発してしまう可能性があります。

最後に

溶けない氷を用いて真似しているのを見かけますが、正しいやり方ではないものを見かけます。

抽出後の液体から氷までの距離が長いと、その間で成分が揮発してしまいます。

可能な限り抽出液から氷までの距離を近づけましょう。

いい香りがするということは、いい香りが逃げているということでもあるんですね。

どういった原理で効果が出ているのか、理解して実施したほうが確かな効果を得ることができます。

お店でこれをやるのはオペレーション的に難しいですが、家で楽しむ分にはとても効果があると思います。

ぜひお家でやってみてください!

また、Paragon高いと言いましたが、その分便利でかっこいいです。余裕がある方は是非!

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