簡単、安定!濃縮ミルクの作り方!

ミルクビバレッジ
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バリスタの大会ではカプチーノなどのミルクビバレッジを提供します。

最近の大会では多くの人がミルクビバレッジ用の牛乳として、冷凍濃縮した牛乳を用いています。
しかし、一般の家庭では濃縮ミルクを飲む機会はなく、大会と家庭の距離を感じるのではないでしょうか。

今回は家でもできる濃縮ミルクの作り方を紹介していきます!

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冷凍濃縮とは

ポカリスエットを冷凍させて飲んでたら最初の方が甘くて、どんどん薄くなるっていう経験をしたことはありませんか?
基本的にはその仕組みを応用した方法です。

牛乳を一度冷凍し、解凍します。

この時、純粋な水ほど凍りやすいため、水分が除かれた牛乳から溶け出してきます。
この最初に溶け出した牛乳を濃縮ミルクとして使っています。

透明な氷を作る手順の逆みたいな感じですね。

バリスタの大会では80〜90%に濃縮したものが多い印象です。

この方法でも家で濃縮ミルクを作ることができますが、聞いた話では失敗すると臭くなったりもするらしいです。
自分は面倒でやっていません。

今回は簡単で安定した方法を紹介したいと思います。

濃縮ミルクを使うことで得られる効果

濃縮ミルクを使うと、当然水っぽさがなくなります。

最近よく大会で使われるゲイシャ種のコーヒー豆を用いたエスプレッソは、質感が出にくく、カプチーノにしても水っぽくなりがちです。
カプチーノにする際にエスプレッソを濃くするだけでなく、ミルクを濃縮することで水っぽくなることを防ぐことができます。

エスプレッソの味を大事にする大会の中で、エスプレッソの割合を増やすことも重要です。
しかし、単純にミルクの量を減らすとエスプレッソ主体となるので味のバランスが崩れてしまうため、濃縮ミルクを使うことでバランスを整えることもあります。

味の傾向としては、コーヒーの酸と合わさることでヨーグルトの印象が出ることが多いです(個人的には面白くないですが)。バナナなど濃度感と甘さを伴う味も出てくることがあります。

大会では明確なフレーバーがあると簡単に点数が取れるので、濃縮ミルクを使うことにかなりメリットがあります。

個人的な味の好みだと、ヨーグルト以外のフレーバーが主体になってくるとかなり美味しく、是非体験してもらいたい味だなと思いますが、酸が尖ったヨーグルト主体の味のものは正直美味しくないと思います。
濃縮ミルクで提供してくれるお店も出てきましたが、普通のミルクの方が美味しい場合がほとんどかなと思います。

この記事を読んでくれている人はエスプレッソを淹れる人が多いと思うので自分でいろいろ試してみてください!

濃縮ミルクの作り方!

ちょっと使い捨ての道具がいるのでお手軽とは言いませんが、簡単に安定して作れる濃縮ミルクの作り方を紹介したいと思います!

用意するもの

今回用意するものはこちら!

・牛乳1L
・ピチットシート2枚

牛乳はお好きなものをお使いください。
他にも美味しい牛乳はありますが、メグミルクはコスパが良いのでよく買います。

ピチットシートとは、浸透圧を利用して脱水を行うためのシートです。
名前は「浸透圧脱水シート ピチット」ですが、よくピチットシートと呼ばれています。
魚やお肉などに使うことで、水分や臭みを取り除くことができます。

臭みも取り除くとのことなので、牛乳の中でも小さな分子の成分は取り除かれてしまいますが、そこまで気にすることもないでしょう。

必要なピチットシートの枚数は使う牛乳の濃度やどれくらい濃縮するかによって変わってきます。
浸透圧を使うため、牛乳の濃度が濃くなるほど一枚のシートで取り除くことができる水分量が少なくなってくる点は考慮してください。

今回は90%を目標にしています。
牛乳パックは約30gなので、それを元に計算すれば良いかなと思います。

牛乳1Lは約1030g、ちょっと多めに1035gくらい入っているのかなと思います。
今回は約103g(+シートについた牛乳)軽くなることを目指します。

作り方

まずは牛乳パックの上部を全部開けます。こぼさないように慎重に。
間違って反対側開けた時の絶望感も今回克服しましょう。

次に折りたたんだピチットシート2枚を牛乳パックの中に入れます。
折り目が上にくると牛乳に触れない部分が出てくるので、折り目は下が良いかなと思いましたが、取り出すときに牛乳も一緒に取り出されてしまうので、折り目上でお願いします。先輩からのアドバイスです。

牛乳パックの口が空いていると風味が移ったりするので、洗濯バサミなどで口を閉じましょう。

このまま冷蔵庫に入れて3〜4時間ほど待ちます。
シートの枚数を増やすほど短時間で濃縮できます。

きれいな箸などを使ってシートを持ち上げ、目標の重さになっていたら完成です!
この時牛乳こぼしやすいので注意してください!

3時間経過で外すとこれくらいでした。
シートについた牛乳を考えるともうちょっと待っても良いかなと思います。

ちなみにシート1枚で1日以上放置しても100g軽くなる程度でした。

90%を目指すなら1枚で放置、80数%を目指すなら2枚で放置がちょうど良さそうです。

最後に

ちょっとお金はかかりますが、これで簡単に濃縮ミルクを作ることができます。

味わいとしては特濃牛乳と近いです。
特濃牛乳にも色々ありますが、オハヨー乳業の特濃は今回紹介した方法と近いかなと思います。

是非おうちでも濃縮ミルクを体験してみてください!
みんながやることでどんどん良いものができると思っています。いろいろ試して共有していきましょう!

コーヒーを濃縮、ミルクビュリューを濃縮など、この方法はまだまだ可能性を秘めているので是非やってみてください!

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