RDTとは
RDTとは、Ross Droplet Techniqueの略です。シングルドースのグラインダーに用いられるテクニックで、豆を挽く前に少しの水で湿らせることで、静電気をおきにくくします。
静電気は湿度の高い状態では発生しにくく、この性質を利用したテクニックです。
RDTのメリット
静電気を減らすことで、ダマをできにくくしたり、グラインダーに残る粉残りを少なくする効果が得られます。
粉を挽く最中に粉がグラインダーの中に残り、挽き目が不均一になることを軽減する効果も考えられます。
RDTのやり方
必要はものは水だけです。
グラインダーにコーヒー豆を入れる前に、コーヒー豆に1滴水を落とすか、水をスプレーした後、水が豆全体に行き渡るよう指やスプーンの反対側でかき混ぜたり、蓋をして振ったりします。
RDTのやり方としては以上です。
日本人向けのアトマイザーだと1プッシュの量が少なく、効率よくRDTを行えます。
グラインダー側にも湿度があった方が効果的なので、水に濡れても大丈夫な素材であればホッパー部分に水を付けるなどしても効果的です。その分豆がくっつきやすくなるのでトレードオフですが。
注意点としては、水に弱い材質が使われている場合にはこのテクニックを使用すると痛む可能性もあるので、材質や公式で推奨しているかなど気にした方がベターです。