暑くなってきてエスプレッソトニックが飲みたくなってきました。
エスプレッソトニックもお店によって味が異なり、正直なところ当たり外れがあります。
今回はベースとなるトニックウォーターの特徴を掴み、美味しいエスプレッソトニックの参考にしようと思います!
トニックウォーターとは
トニックウォーターとは、香草や柑橘類の果皮のエキス、糖分を含んだ炭酸飲料で、
柑橘の爽やかさと独特の苦味が特徴です。
元々はキニーネ(キナの木の樹皮に含まれる成分)と呼ばれる成分を含む飲料で、マラリア防止のため飲まれていました。
キニーネの独特の苦味が特徴でしたが、現在は香料で代用されているものが多いです。
キニーネを含むものはブラックライトを当てると発光するので、試してみると面白いですよ。
飲み比べ
とりあえず近所で買えたもので飲み比べしていきます!比較的手に入りやすいかと思います。
今回の対象は以下の5種類です。
- サントリートニックウォーター
- カナダドライ トニックウォーター
- ウィルキンソン トニック
- シュウェップス トニックウォーター
- フィーバーツリー トニックウォーター
では早速飲み比べしていきましょう!
サントリー トニックウォーター
原材料:糖類(砂糖(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖)/炭酸、酸味料、香料、リン酸塩(Na) エネルギー(100mlあたり):33kcal
甘くて飲みやすいですが、柑橘類の皮のような苦味が舌に残ります。
今回飲んだ中では一番苦味を感じました。リン酸塩の影響でしょうか。
砂糖が多く含まれている分甘味が長く続きます。
カナダドライ トニックウォーター
原材料:果糖ぶどう糖液糖/炭酸、酸味料、香料 エネルギー(100mlあたり):36kcal
レモンやライムといった柑橘系主体の酸としっかりした甘さを感じます。
甘味は後味に残らないタイプです。
飲んですぐは甘味がしっかりありますが、後味はレモンフレーバーの炭酸水のような印象で、
味が分離しているように感じます。
後味の良いお酒と合わせるとお酒を主役として引き立ててくれそうです。
ウィルキンソン トニック
原材料:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸、酸味料、香料 エネルギー(100mlあたり):38kcal
トニックウォーター特有のクセが少なく甘さもあり、サイダーのような感覚で飲めます。
人を選ばない味でそのまま飲むには良いですが、コーヒーと合わせるとコーヒーに負けてしまいます。
シュウェップス トニックウォーター
原材料:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、苦味料 エネルギー(100mlあたり):36kcal
レモンやライム、リンゴ酸を感じる味で、フィーバーツリーと風味は似ているかなと思います。
フィーバーツリーと比べると少し甘めで、後味にライムの皮のような苦味が長く続きます。
苦味料の影響でしょう。
不快な苦味ではないですが、コーヒーと合わせると後味が少しネガティブに感じるかなというのが個人的な感想です。
フィーバーツリー トニックウォーター
原材料:砂糖/炭酸、酸味料、香料(オレンジ、リンゴを含む) エネルギー(100mlあたり):28kcal
リンゴ酸と柔らかい印象のクエン酸を感じます。
爽やかで柔らかい甘さ、味がきれいにまとまっています。
自然な苦味が感じられますが、キナの木の天然エキス由来のものらしいです。
エスプレッソトニックにすると後半にコーヒーの味もしっかり感じられ、お互いを引き立ています。
エスプレッソに合わせるにはベストなトニックウォーターだと思います。
まとめ
私の体感では以下のような印象でした。
柑橘系主体:ウィルキンソン、カナダドライ、サントリー リンゴ酸多め:フィーバーツリー、シュウェップス 苦味が弱いものから順に、ウィルキンソン、カナダドライ、フィーバーツリー、シュウェップス、サントリー
エスプレッソとトニックウォーターだけでエスプレッソトニックを作る場合、
フィーバーツリーが頭ひとつ抜けていると思います。
近い味わいのものはありましたが、少しバランスが変わるだけでドリンクの完成度に大きな違いが出てきました。
リンゴ酸を比較的多く含んだものの方がシャープな印象になり辛くコーヒーとの相性がいいと思います。
また、苦味はキニーネ由来のものがコーヒーを邪魔しないと思います。
フィーバーツリー、おすすめです。皆さんもぜひ試してみてください!