【レビュー】最高のグラインダー?Bentwood Vertical 63 大解剖

グラインダー
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EK43と比べられることもあるBentwood Vertical 63

良いと言われているけれどあまり情報がないので買ってみました!

できるだけ詳しく解説したいと思います!
内容がうまくまとまらないので、気になったらTwitterとかで聞いてくれればと思います。

構造と特徴、こうすればもっとよくなりそうだなってことを書いて、総評を書きたいと思います。

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外観

外観を見ていきましょう。

まずは正面。
オンオフを切り替えるだけでなく、秒数での制御もできます。
下の木製のパネルは磁石で固定されています。パネル自体は見た目だけで作りは安っぽい印象。
磁石は本体側の平らな面にもくっつくので、何かに使えるかも。

次に側面。
正面からだとそこまで大きさは感じないですが、側面から見ると存在感がすごい。
木製の部分は注文時に指定できます。

最後に背面。
スイッチは裏面に配置されています。
モーターの排熱をすることができるようになっています。

付属品

付属品としてこれらがついてきます。

ホッパーは業務用で使うなら便利ですね。
家庭用でラテの練習をする場合なら便利かもしれませんが、何日も置いてしまうと良くないので、基本的には毎日空にするようにしましょう。

あとはポルタフィルタスタンドとファンネル、予備のクランプクラッシャーと掃除用のブラシです。

本体についていたこれは形状的に外すものかなと判断しました。
これを外すことで前面のパネルとボタンが外せるようになります。また、本体のプラスチックがパカパカと動くようになります。これによってアルミ部分を冷却する狙いがあるようにも見えます。

中身

開けていきます。
外し方については購入者用のページから動画を見ることができます。
結構親切な印象を受けました。

画面とスイッチ部分を捻ると外れます。
コードがついているので外しましょう。
コントロールする部分が独立しているので、壊れてもここを取り換えるだけで直せそうです。
このコードに適当に電気流せばモーターを回転させることができそうです。壊れてもなんとか使えそうですね。

刃を固定しているパーツを外します。

ここの穴は熱を逃すために開けているようですが、ブロアーで豆を吹くと粉が出てきてしまうので普段は塞いでいます。

挽き目を調整しているパーツを外します。
しっかりした金属で挽き目のブレなどは心配なさそうですが、反対側はアルミニウムなので少し不安。

これが外刃です。
外側の刃は固定されており回転しません。
金属がアルミニウムなのは熱を逃すためらしいですが、少し不安です。
分厚く隙間も少ないため、普段気になることはありません。

豆投入口側から見た外刃
内刃側から見た外刃

内刃はこのようになっています。

挽いた粉が排出される部分は小さく、粉残りがある可能性があります。もう少しこの穴は大きい方がいいかと思います。

排出部分を外すとこのようになっています。
クランプクラッシャーをここに挟み込むことで固定していますが、固定が甘く、隙間に粉が詰まります。

特徴

豆に熱を与えないよう、材質や空気の流れに注意して作られています。

作りはしっかりしており、モーターの初動も穏やかで、挽き目がずれるような心配はありません。

音の大きさは難しいですね。家で使っても大丈夫かなとは思っています。
バイブレーションポンプのエスプレッソマシンよりは静かかなと思います。

エスプレッソでもドリップでも、家庭用でも業務用でも使えるようになっています。
シングルドーズでもホッパーに豆を詰めても使えますし、グラインドを秒数で制御することもできます。

出てくる粉はとてもふわふわです。
これが良いことなのかどうなのかは判断に困っています。

改善点

買うまで気づかなかったんですけど、買ってすぐ気づいた点がああります。
見てください。

正面からだと排出口や手元が全く見えません。これはよくないですね。

豆を刃まで運ぶ道の長さは短くできると思います。
明らかに手前に飛び出たデザインで、使用上問題があると思いますが、ここは改善できると思います。
機能を絞ってシングルドーズにすれば画面も不要ですし、さらに利便性が向上すると思います。
機能を絞らないにしても画面やスイッチの場所は考える余地がありそうです。

クランプクラッシャーの固定が甘く、隙間に粉が入ってしまいます。しっかり固定するか、固定する角度を変えることで改善できると思います。

回転速度が早く、ドリップ用に挽くと少し飛び散ります。排出口の形状を改善するか、回転速度を落とすべきかなと思います。

そしてやはり刃ですね。大きい刃をつけたらどうなるのか、わたし、気になります!

総評

味の印象としてはEK43ほど明るく明確なフレーバーが出ているとは思いませんが、とても美味しいです!
少し穏やかで質感を伴い、万人受けしそうな印象です。
個人的にはEK43の味の方が好きですが、クオリティとしては十分いいと思います!

エスプレッソ用はとても美味しいですが、ドリップに関しては完璧とは思いません。
お店で出てきても文句ない味ですが、もっと良いグラインダーがあるような気がします。
とはいっても挽き目調整も楽なので、ドリップもエスプレッソも全てこのグラインダーを使うようになりました。

挽き目調整はかなりしやすいですし、安定している印象。
エスプレッソの調整も楽になった気がします。
気楽に美味しいコーヒーを入れるにはぴったりかなと思います。

業務用として使ってはないですが、こんな感じの評価になるかなと思います。

家庭用業務用兼用
エスプレッソシングルドーズ想定
おすすめ
他にも選択肢があるのでお好みで
慣れてなくても調整はしやすい
調整も楽でかなりおすすめ
ドリップ価格ほどの味は出ない価格ほどの味は出ない価格ほどの味は出ない
兼用おすすめかなりおすすめかなりおすすめ

なんでもできるいい子って感じです。
購入のハードルが少し高いですが、おすすめグラインダーに入りますね。
エスプレッソもドリップも一台でってなるとかなりいいと思います!

購入方法と価格

購入方法は、販売代理店から購入するか、直接購入するかの2択です。
日本には代理店はないので、どちらにしろ海外から購入することになります。

このグラインダーに興味を持つ人であれば、、英語でのメールも頑張れると思うので、直接購入をおすすめします。
ホームページに行き、コンタクトのページから購入の意思を伝えましょう。多分インスタでも反応してくれると思います。

購入の意思を伝えた後、希望の色、木の材質、電圧(110Vまたは230V) 、住所、電話番号を伝えると請求書を作ってくれます。

請求金額が決まったら、指定された金額を振込先の銀行に海外送金します。
海外送金初めてしましたね、、
しっかり販売ページとかを作っているとかでもないのでクレカとかも使えず多少不安になりますが、自分はちゃんと購入できたので大丈夫だと思います。

向こうの発送準備と振り込みが終わるとDHLで送ってくれます。

あとは届くのを待つだけ。
届いたときの注意点としては、Bentwoodのロゴが入ったテープは少し安っぽく、擦れると色が写ります。周りを汚さないよう注意しましょう。

で、気になるお値段ですが、自分の購入時の値段はこちらです。

15%のディスカウントが入ってこのくらいの値段。
これに海外送金の手数料1750円を加えて311,322円。
税金7300円を支払い、合計約32万円で購入しました!

到着すると挽き目の説明もあり、エスプレッソは挽き目200くらいだよーとの事だったので、
届いてすぐ淹れてみたら美味しく、とても満足しています!

(おまけ)Bentwood Vertical 63を買った理由

元々EK43の味が好きでした。エスプレッソでもドリップでも、とても明るくて明確なフレーバーが出て、いつか欲しいなと思っていました。

ですが、Bentwood Vertical 63の情報が入り、EK43から乗り換える人もいるということでどんなものか気になり、どんなグラインダーがいいのか考えた上で。

EK43

EK43の良いところと悪いところを考えていきます。

良いところは粒度分布と言われています。
適度に微分があり、抽出効率をあげることができるということで広まりました。
今では当時の刃は手に入りづらいですし、様々な刃が販売されているため、現在の粒度分布がどうなのかの判断は微妙なところです。
刃が良さの全てとは言えないような気がします。

粉残りが少ないことも良いところだと思います。
本来大量の豆を挽くためのグラインダーではありませんが、シングルドーズのグラインダーとして優秀だと思います。

悪いところはパワーが強すぎるところです。
回転速度が問題なのではなく、電源をつけた時の力がすごいです。
この振動によって挽き目の調整に影響が出るとも言われますし、調整が面倒になっています。

良いところでもあるんですが、サードパーティ製の製品が多く、色々揃えるとお金がかかってしまうところも微妙な点です。(元々の製品の作りが良くないからっていうのもあるのでしょうが、、)

EG-1

他にも良いと言われるグラインダーで味を知っているものはEG-1。

作りが良く、味がしっかり出ている印象です。掃除もしやすそうに見えました。
モーターの回転速度が変えれるところもいいですね。
ただ、よく使っている人でも回転速度が早い方がいいとか遅い方がいいとかの判断はあまりできないようで、調整はやってみるしかないといった印象です。

悪い点としてはたまに豆が残るくらいですかね。
ここは工夫次第でなんとかできそうな気もします。

問題は自分の味の好みとは違うところですね。明るい華やかなものが好きな自分にとっては、しっかり味を出してくれるEG-1は少し合わないなと思いました。

判断

EK43とEG-1で何がこんなに味を変えているのかを考えました。

回転速度、刃、そして傾き。

回転速度は個人的にはあまり重視しておらず、刃はどちらもどちらも良い物がある。
刃の傾きが意外と仕事してるのでは?と思いました。
Bentwood Vertical 63ならEK43より重たい作りをしていそうで、
悪いところを解消しつつ、似た傾向の味を出せるのでは?と思いました。

心配なのは刃が小さいこと。ここは、、買って確かめるしかないですね。

みんなが買わないのを買ってみるのも面白いかなと思って買ってみました!

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