間借りカフェhanairo coffeeでは、flair espressoでエスプレッソを淹れているのですが、
豆を手挽きのコマンダンテで頑張って挽いていました。。
味にはとても満足していましたが、一日数十回と挽くのは体力や時間効率的にそろそろ限界かな、、。
ということで、思い切ってLAGOM miniを買うことにしました!
LAGOM miniとは
LAGOM miniはOption-O社から販売されている小型の電動グラインダーです。
日本の代理店はR&D ESPRESSO LABで、今回はこちらから購入させていただきました!
刃はコニカルで、48mmのMoonshine Burrsを購入しました。
エスプレッソに向いた48mmObsydian刃、38mm刃などありましたが、
現在は基本的にMoonshineが販売されているようです。
購入時悩んでいた機種
他に候補に上がっていた2機種について紹介します。
Varia VS3
2022年のSCAJでも紹介されていた、Kiguさんが代理店をやっているグラインダーです。
実際に購入している知人もおり、エスプレッソ挽きもいけるという話を聞いていました。
ですが、味の傾向としては甘味が出るタイプらしく、自分の求めるタイプとは違うかなと考えました。
暮らしと珈琲さんの動画も参考にしましたが、やはり明確なフレーバーより甘味よりの印象でした。
刃を交換することで味の傾向を変えることができるようですが、
現状日本で交換刃を手に入れるのは難しそうだと判断し、候補から外しました。
LAGOM P64
性能を求めるならこれかなと考えていました。
このグラインダーに関してはどこで聞いても評判が良く、間違いない性能だと思います。
ですが、用途が間借り営業用ということもあって、
持ち運びの利便性、投資分の金額をどれくらいの期間で回収できるか、という点で今回は諦めました。
紹介
蓋と粉受けはマグネットで固定されており、作りの良い印象を受けます。
ボタンはON/OFFのみで、押し込むことでONの状態に切り替えることができます。
豆の投入口はこのようになっています。
フィンガーガード(白いパーツ)がついていますが、これのせいで豆を入れると溢れ出すことが多いです。
安全性が確保できる場合は外して使うことをお勧めします。
フィンガーガードを外すとこのようになっています。
フィンガーガードなしで豆を挽くとどうしても挽いた豆が跳ねますが、
蓋をすれば問題ありません。
挽き目を緩めていくと上部パーツが外れます。
外刃は上から乗せているだけですが、3点での固定でブレにくくなっています。
ACアダプターはこちら。
100〜240Vに対応しています。
内刃の取り外しはこの時は行いませんでしたが、R&D ESPRESSO LABから動画が出ています。
私の購入したものはネジの向きが逆だったため注意が必要です。
私はドライバーで固定しての分解は難しいと判断し、
3Dプリンタを使用して固定具を作成しました。
一般の方が内刃を分解するのは難しいと思います。
また、R&Dから情報が出ていますが、正しい情報が出ていないことがあるので、
あまり信用しすぎないようにした方が良いでしょう。
特徴
無段階調整のコニカルグラインダーです。
現状使用している印象としては、
・粒度は揃っていて特徴の出た良い味を出せる ・落ちるのが早い ・ビターが出やすい ・浅煎りでエスプレッソ挽きするとトルク不足になる ・粉が最後まで落ちない、手で空気を送る必要がある
ドリップでは(少しダークな印象も出ますが)特徴も出て良い感じの味になります。
コマンダンテと比べても好みの問題と言っていいレベルかと思います。
エスプレッソについてはあまり向かないと思います。
浅煎りでエスプレッソをやる場合は以下のようなフローコントロールディスクを作成することで
トルクの問題を解決できます。
私は、早く落ちるけどビターという調整しにくい状態になりました。
蒸らし、圧力、湯温などを変更することで対応が必要になると思います。
最後に
LAGOM mini、ドリップメインの方、ドリップメインでイベント出店される方に特におすすめです!
エスプレッソとドリップを切り替えて使うこともありますが、
ちゃんと同じところに戻せばしっかり挽き目は合ってくれます。
電動で明確なフレーバーを出したい方はぜひ使ってみてください!