電動ミルの敵!静電気対策まとめ

知識
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ちょっと前までHG-1という手挽きのグラインダーを使用しており、静電気もあまり気にせず生活していたのですが、電動グラインダーを買って色々触っていると静電気が気になるようになってきました、、

そこで今回は静電気対策についてまとめていきたいと思います!

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静電気とは

静電気とは、プラスまたはマイナスに帯電した状態を言います。
流れている電気ではなく、電気を帯びた動かない状態なので静電気と呼びます。

プラスに帯電したものとマイナスに帯電したものには引き合う力が働きます。
髪の毛に下敷きを擦り合わせて逆立たせるのはこの力が原因です。

引き合う力が強くなり、空気中を通って電気が流れる時に「バチッ」となります。

挽いた粉がダマになる、コーヒーの粉がグラインダーにくっついたり、飛び散ったりするのもこの静電気が原因だと考えられます。

静電気が発生する原因

まずはどうして静電気が発生するのか理解しましょう。

帯電には多くの種類があります。

・摩擦帯電
・剥離帯電
・接触帯電
・誘導帯電
などなど...

電動ミルに関係しそうなところでいくと、

・ホッパーから粉受けまでで起こる摩擦帯電

・豆を挽いたときに起きる剥離帯電

などです。

静電気対策

代表的な静電気対策で、コーヒーに使えそうなものを紹介します。

もちろん静電気が起きやすい人も参考になると思います。

イオナイザ(除電器)

イオナイザは帯電して電気のバランスが悪くなったものにコロナ放電などによって発生させたイオンをぶつけることで中和し、電気的にバランスの良い状態を作る製品です。

イメージが湧きにくいと思いますが、カリタのNEXT Gに搭載されているやつです。
本体側からイオンが送られて来るので、受け缶の口は本体側に向けるようにしましょう。

単体でイオナイザを買おうと思うと結構値段がします。どうしても気になる人だけ使うといいでしょう。

湿度を高める

静電気は空気中の水分を通り放電されます。

そのため、湿度が高いほど静電気は空気中に逃げやすく、帯電されにくくなります。

これを応用したのがRDTです。ご存知ない方は下記記事をご覧ください。

もちろん部屋の湿度も大事です。冬になると静電気が気になってきますよね。
加湿器を置いて乾燥を防ぎましょう。

静電気を逃す

静電気は電気の偏りです。接地(アース)をすることで電気を逃すことができます。

アース線はしっかり繋ぎましょう。刃や内部の金属からアース線まで繋がっており、挽いた豆から静電気を少し逃すことができるかもしれません。

また、受け缶をステンレスやアルミなどの電気を通す素材に変えることで、静電気を逃すことができます。

ただし、これらによって逃がせる電気は触れている部分のみです。
この点を考慮すればさらに良い静電気対策をできると思います。

静電気除去テープを貼る方もいますが、これも同様の仕組みです。

静電気除去テープは電気を通す素材で、静電気を逃すことができます。

クランプクラッシャー

エスプレッソ用のグラインダーにはクランプ(ダマ)クラッシャーと呼ばれるダマを軽減するパーツがついているものがあります。

下の画像はBentwood Vertical 63の排出口をしたから撮ったものです。
排出口ある針金のようなものがクランプクラッシャーです。

クランプクラッシャーはコーヒーの粉に触れ、電気の通り道となることで静電気を逃します。

仕組みとしては上の「静電気を逃す」と同じですが、こちらは粉の間を通るため、ダマを潰しつつ、より広い範囲で静電気を除去できるようになります。

ドリップ用がメインのグラインダーではあまり見た事がないですが、改造して付けてみると良い結果が得られるかもしれません。

WDTでも導電性の高い素材を使う事で近い効果を得られるかもしれませんね。

最後に

今回はコーヒーの大敵、静電気についてまとめていきました。

静電気は片付けが大変になるだけでなく、抽出にも影響を及ぼします。

もっとコーヒーを安定して淹れたい、いつでも美味しいコーヒーを飲みたいという方は、まずは湿度を高くし、受け缶などで静電気を逃してあげるといいですね。

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